ECBの大幅利上げ期待が高まっており、10月の理事会では0.75%ポイントの利上げがコンセンサスになりつつあるようだ。加盟国の中銀総裁からも前回に引き続き、0.75%ポイント利上げを支持する声が複数出ている。
ただ、冬場にかけての景気後退への不安から、ユーロに強気な見方は少ない。一部からは、もし寒い冬となり、再生可能エネルギーの電力が減少し、ロシアからのガスが完全停止すると仮定した場合、ガス価格は約300ユーロメガワット時までの上昇が推測され、輸入ガスへの支出はGDPの7.1%に増加する可能性があるという。その場合、第4四半期と23年第1四半期のの冬場の2四半期で成長を2.6%縮小させる可能性があるという。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美