ECB理事会では7月利上げ開始が示唆されると見込まれているが、利上げ幅が0.25%ポイントになるのか、0.50%ポイントの大幅利上げになるのかはまだ見解が分かれている状況。確率は半々といったところ。
市場からは、ECBが7月から12月までの各会合で中銀預金金利を0.25%ポイントずつ引き上げ、2023年第1四半期にもう一度引き上げて0.75%まで上昇させ、その後は利上げサイクルを一旦停止させるとの見方が出ている。2023年第1四半期にはインフレは低下傾向に入り、今度はユーロ圏の成長が減速局面にある可能性を理由に挙げている。ただ、足元はインフレの持続性および上向きリスクがECBの利上げ圧力を高めているという。
EUR/USD 1.0696 EUR/JPY 141.79 EUR/GBP 0.8503
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美