きょうは9月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が発表になっていたが、前年比10.0%と2桁の上昇となっていた。ECBが10月下旬の理事会でさらに0.75%ポイントの利上げ実施の見方を十分に裏付ける内容となっている。
ユーロ圏のインフレはガソリン価格高騰によりさらに上昇する可能性があるとの声も聞かれる。8月のガス価格高騰が遅れをとりながらエネルギー・インフレに反映され、サービス・インフレもさらに上昇することから、今後数カ月間に渡ってインフレは上昇を加速させると見ているようだ。景気後退が深刻化するリスクがあるにもかかわらず、ECBは大幅利上げを排除することはないという。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美