ユーロ圏の製造業はウクライナ危機による経済的ダメージの矢面に立たされており、今後数カ月は縮小する可能性さえあるという。ウクライナ危機以前は、ユーロ圏の製造業の活動見通しは改善していたが、紛争によって、輸出需要の低下、サプライチェーンの混乱、エネルギー価格上昇など、新たな逆風が吹いている。
これらすべてを総合すると、今年上半期の鉱工業生産が減少しても不思議はないという。しかし、ユーロ圏GDPは製造業の低迷をサービス業の需要増が凌駕しそうなため、今年もプラス成長が見込まれると指摘した。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美