きょうは4月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)の速報値が発表になっていたが、前年比7.5%と高い伸びを示していた。市場からは、ユーロ圏のインフレは簡単には収まらないとの声も出ている。ウクライナ危機により、エネルギー価格がしばらく高止まりしそうな気配があるうえ、最近の中国でのロックダウンによって、サプライチェーン問題が悪化している。その結果、生産コストが上昇し、企業によっては、これまで以上に消費者に転嫁する可能性があるという。エネルギー価格の上昇幅が年内に大幅に縮小したとしても、インフレが再び7%を下回るのは、恐らく年後半になるという。
ユーロ圏消費者物価指数(HICP)(概算値速報)(4月)18:00
結果 7.5%
予想 7.5% 前回 7.5%(前年比)
結果 3.5%
予想 3.2% 前回 2.9%(コア・前年比)
結果 0.6%
予想 0.5% 前回 2.4%(前月比)
EUR/USD 1.0546 EUR/JPY 136.82 EUR/GBP 0.8395
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美