ロンドン時間に7月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)が発表になっていた。ユーロ圏のインフレ上昇は、需要よりもむしろ供給が主な原動力であることに変わりはないとの見方も出ている。高インフレを引き起こしている供給サイドの問題と、その結果生じる2次的影響はすぐに緩和される兆しはないという。
需要はすでに大きく冷え込んでおり、コアインフレの上昇にもかかわらず、このうち需要主導のものはほとんどない。従って投入コストの高騰が消費者物価の急上昇の主な要因である可能性が高いとしている。このためECBの利上げが現在のインフレに与える影響は非常に限定的だという。
ユーロ圏消費者物価指数(HICP)(概算値速報)(7月)18:00
結果 8.9%
予想 8.7% 前回 8.6%(前年比)
結果 4.0%
予想 3.9% 前回 3.7%(コア・前年比)
結果 0.1%
予想 -0.1% 前回 0.8%(前月比)
EUR/JPY 136.25 USD/JPY 133.35 EUR/USD 1.0218
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美