週明けは豪ドルが軟調に推移している。豪ドルは資源価格やリスク動向に敏感に反応することで知られている。先週末の米雇用統計の強い内容となったことで、米金融当局の積極的な利上げ路線が確たるものとなった。週末を挟んで株式市場の売りが続いている。また、週末のクリミア大橋の爆破を受けて、ロシア側の報復攻撃が実施されており、ウクライナ情勢は再び緊迫化の度合いを強めている。
豪ドル/ドルはアジア午前につけた0.6397レベルを高値に、その後は売られ続けた。ロンドン序盤には0.6288レベルまで安値を広げ、100ポイント超の下落となった。豪ドル円は92.77レベルの高値からロンドン序盤には91.51レベルまで下落。対ドルとともにその後の反発の動きは限定的。豪ドルは対カナダドルでも軟調に推移している。
AUD/USD 0.6305 AUD/JPY 91.80 AUD/CAD 0.8656