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リスク回避一色、ドル円は一時128円台割れ=ロンドン為替概況

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26

2022-04

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2022-04-26
市場予測
リスク回避一色、ドル円は一時128円台割れ=ロンドン為替概況
リスク回避一色、ドル円は一時128円台割れ=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、リスク回避ムード一色となっている。先週後半から引き続き米欧金融引き締め姿勢が警戒されているほか、中国主要都市でのロックダウン措置導入の動きが中国の景気鈍化への懸念を広げていることが背景。ドル円とともにクロス円が下落、ドル円以外の通貨でのドル買いの動きも顕著。そのなかでは、独Ifo景況感指数が予想外に改善したユーロは比較的底堅く推移。一方、英CBI製造業受注指数が予想以上の低下となったことで、ポンド売りが強まっている。中国株の急落を受けて欧州株も軟調に推移するなかで、ユーロドルは1.07台後半から1.0707近辺まで下落したが、大台は維持している。一方、ポンドドルは1.28近辺から1.2750割れとなったあと、いったん下げ渋ったが、再び1.2705近辺に安値を広げている。ユーロ買い・ポンド売りが入っている。ユーロ円は138.50付近から137.18近辺まで下落したあとは、下げ一服。ポンド円は164.50付近から163.50割れとなり、足元ではさらに163円台割れと軟調。ドル円は128.50付近から序盤に127.89レベルまで下落したが、その後は128円台前半で揉み合っている。

 ドル円は128円台前半での取引。中国株の急落に続いて欧州株や米株先物も下げており、リスク回避の動きに押されている。米10年債利回りは一時2.80%台まで低下した。ただ、127.89レベルの安値をつけたあとは128.20付近へと下げ渋っており、下値もしっかりとしている。

 ユーロドルは1.07台前半での取引。序盤に1.0780付近から1.0707レベルまで急落したが、その後は下げ一服。4月ドイツIfo景況感指数は91.8と、前回の90.8から予想外の上昇となったことで下落の勢いにブレーキがかかっていた。ユーロ円は序盤に138.50付近から137.18近辺まで急落。その後は137円台後半から半ばに戻して推移している。対ポンドでのユーロ買いが下支えとなっている。

 ポンドドルは1.27台前半での取引。1.28ちょうど付近から1.27台前半へと下落したあと、下げ一服となったが、4月英CBI製造業受注指数はプラス14と、前回26から大きく低下したことを受けて再び軟化、安値を1.2705近辺に広げている。ポンド円は164.50付近から163円付近に下落したあと、いったん下げ渋ったが、再び162.86レベルまで安値を広げた。ユーロポンドは0.84近辺へと売りが先行したあとは、上昇に転じており、0.8440近辺まで高値を伸ばしている。インフレが英経済に与える悪影響が引き続き懸念されているもよう。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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