東京外為市場でドル円は一時129.79円付近まで下落した。インフレ高進や金利上昇が主要国の景気を減速させており、リセッション懸念が高まっていることがリスク回避の円買いを誘った。昨日の米株価指数が直近安値を下回り、一段安となったことが警戒感を高めている。
ただ、米経済のソフトランディング期待が消滅したわけではなく、ドル円の押し目買い意欲は根強い。下げ一服後のドル円は130円半ばまで切り返した。
下げ一服後のクロス円も急速に切り返し、ユーロ円は137.92円付近、ポンド円は161.28円付近まで上昇。豪ドル円は90円後半まで戻した。
MINKABU PRESS