NZ中銀は4会合連続で50bp引き上げ政策金利を3.00%にした。金利引き上げは2021年10月以降、7回連続。NZ中銀は声明で、オフィシャルキャッシュレート(OCR)のピークを4.1%想定と従来の3.95%から引き上げた。2023年第1四半期までに政策金利は4.1%になると想定。インフレ率が中銀目標レンジ(1%~3%)の範囲内に低下するまで金融引き締めを継続すると改めて表明した。
政策金利ピークの予想を引き上げたことを受け、NZドルは上昇。さきほどの豪賃金指数発表を受け豪ドルとともに下落したが、その下げを帳消しにしている。NZドル円は84.90円台から85.38円まで上昇している。
NZのCPIは7.3%と約32年ぶり高水準にあることから、中銀目標である1%~3%に戻すまで、NZ中銀は次回以降も積極的に利上げを継続すると思われる。
※オフィシャルキャッシュレート(OCR)のピーク4.0%想定を4.1%想定に修正しました