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先進国の利回り上昇、株式は上昇予想も小幅に留まる見通し=NY為替

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2022-03

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2022-03-24
市場予測
先進国の利回り上昇、株式は上昇予想も小幅に留まる見通し=NY為替
 NY時間の終盤に入ってドル円は121円台で推移し、ユーロドルは1.10ドル台に戻している。きょうの市場は原油が再び上げ幅を拡大していることもあり、株安、米国債利回り低下と、リスク回避の雰囲気も出ている。前日のパウエルFRB議長の講演は先日のFOMC以上にタカ派色が強かった印象で、市場は年内複数回の0.50%の大幅利上げがあるとの見方が優勢となりつつある。FRBのタカ派姿勢については市場もある程度、理解しているものの、FRBの積極姿勢が景気後退につながるのではとの警戒感もあるようだ。

 ウクライナ危機が世界経済の見通しに変化を与え、米国債利回りは以前予想していたよりも上昇し、株式は上昇を見込むものの、上げ幅は小幅に留まるとの見方も出ている。米10年債利回りは2023年末に3%とウクライナ危機前の2.75%から上方修正し、来年のS&P500は4800と、もはや5150はないと見込んでいる。

 米経済は欧州よりもウクライナ危機による被害が少なく、FRBに利上げ余地を与える可能性が高い一方、株価は先進国市場全体で上昇を見込むものの、年換算では近年よりも遥かに上げ幅は小くなるという。

USD/JPY 121.09 EUR/USD 1.1009 GBP/USD 1.3209

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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