過熱感は依然として高く、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは79と買われ過ぎの水準である70を上回る展開は続いている。FRBのほか、他の主要中銀が利上げに動く中で、日銀はまだその気配を見せていない。金融政策の格差拡大観測が円安を誘発しているが、市場からは、円に対する悲観論は行き過ぎかもしれないとの声も聞かれる。いずれ日本の経常収支は改善し、長期的に円を下支えするという。円安とコモディティ価格の上昇は輸入物価を上昇させ、過去のサイクルよりも劇的な円安のフィードバックの繰り返しを生み出している。しかし、円安が日本の輸出に与えるプラスの影響は、今後数四半期で顕在化し始めるという。
USD/JPY 125.46 EUR/JPY 136.60
GBP/JPY 163.52 AUD/JPY 93.21
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美