東京外為市場でドル円は122.42円付近まで上昇。クロス円でも円売りが優勢で、ユーロ円は135.51円付近、ポンド円は160.79円付近、豪ドル円は91.64円付近まで上げた。米国が石油戦略備蓄(SPR)から史上最大規模の放出を行うと発表し、原油高の抑制に本腰を入れたことがインフレ高進を背景とした景気見通しの不透明感を後退させている。
米雇用統計を控えた思惑は限定的。非農業部門雇用者数(NFP)の結果次第では5月の利上げ幅が左右されるが、インフレ率からすると積極的な引き締めが必要であり、あまり関心は向いていない。現時点では0.50%の利上げ観測が優勢。
MINKABU PRESS