明日はFOMC議事録の公表が予定され、その内容が注目される。FRBのより積極的な姿勢を示唆するものであれば、ドルは上昇する可能性があるとの見方も出ている。今回公表される3月の議事録は、2018年以来初めて利上げを行った金融政策をFOMCメンバーどのように見ていたか、投資家に最新の洞察を与えることが期待されている。
市場の一部からは、ドルはFRBの利上げ中は弱含む可能性が指摘されている。利上げサイクルが織り込まれるにつれて、期待で買われていたドルは反転するという。世界経済の回復が拡大し、リスクプレミアムが低下する中で、米成長率の優位性が低下し、米景気循環の優位性が失われるのが一般的だと論じた。
しかし今回は、米国がエネルギーを自給自足できることや、ウクライナ危機の影響が長引いたり、欧州に不利な方向に拡大したりした場合は事態が異なる方向に進む可能性があるとも付け加えた。
USD/JPY 123.60 EUR/USD 1.0906 GBP/USD 1.3077
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美