パウエルFRB議長は前日の会見で6月と7月に0.50%の追加利上げを行う用意があることを示唆した。パウエル議長は0.75%の利上げには消極的だったとはいえ、全体的な発言のトーンは予想以上にタカ派だったとの指摘も出ている。パウエル議長は特に、労働市場のひっ迫への言及を強め、それがFRBの焦点となっていることを示唆していたという。
明日は4月の米雇用統計が発表される。非農業部門雇用者数(NFP)の予想は38万人増と、前回よりは増加幅は鈍化が見込まれている。ただ、失業率は3.5%までの低下、注目の平均時給も前月比で前回同様の0.4%の上昇が見込まれている状況。
予想通りであれば、連続での大幅利上げの期待を裏付ける内容とも言える。
【米国】
非農業部門雇用者数(4月)21:30
予想 38.0万人 前回 43.1万人
失業率(4月)21:30
予想 3.5% 前回 3.6%
平均時給(4月)21:30
予想 0.4% 前回 0.4%(前月比)
予想 5.5% 前回 5.6%(前年比)
USD/JPY 130.52 EUR/USD 1.0503 GBP/USD 1.2336
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美