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労働市場のひっ迫が明らかにFRBの焦点に 明日は米雇用統計=NY為替

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06

2022-05

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2022-05-06
市場予測
労働市場のひっ迫が明らかにFRBの焦点に 明日は米雇用統計=NY為替
 きょうのドルは前日のFOMC後の下げを取り戻す動きを見せている。前日のFOMCでは大方の予想通りに0.50%の利上げを打ち出した。ただ、パウエルFRB議長が会見で0.75%の利上げには消極的な姿勢を示したことからドルは急落。ドル円も一時128円台まで下落していたが、130円台に戻しており、130.50円付近まで上昇している。

 パウエルFRB議長は前日の会見で6月と7月に0.50%の追加利上げを行う用意があることを示唆した。パウエル議長は0.75%の利上げには消極的だったとはいえ、全体的な発言のトーンは予想以上にタカ派だったとの指摘も出ている。パウエル議長は特に、労働市場のひっ迫への言及を強め、それがFRBの焦点となっていることを示唆していたという。

 明日は4月の米雇用統計が発表される。非農業部門雇用者数(NFP)の予想は38万人増と、前回よりは増加幅は鈍化が見込まれている。ただ、失業率は3.5%までの低下、注目の平均時給も前月比で前回同様の0.4%の上昇が見込まれている状況。

 予想通りであれば、連続での大幅利上げの期待を裏付ける内容とも言える。

【米国】
非農業部門雇用者数(4月)21:30
予想 38.0万人 前回 43.1万人

失業率(4月)21:30  
予想 3.5% 前回 3.6%

平均時給(4月)21:30  
予想 0.4% 前回 0.4%(前月比)
予想 5.5% 前回 5.6%(前年比)

USD/JPY 130.52 EUR/USD 1.0503 GBP/USD 1.2336

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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