ドル円は午前中に122円26銭前後まで値を落とす場面が見られたが、その後値を戻してもみ合いに。午後は大きな動きを見せず、先週末終値に近い水準での落ち着いた推移となっている。
注目された米雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想を下回るも想定範囲内。失業率は予想よりも低下しており、総じてしっかりという印象で、米国の大幅利上げ期待を支えた。もっとも同日に発表されたISM製造業景気指数が弱めに出たこともあり、ドル買いにも慎重。今週発表される米FOMC議事要旨(3月開催分)などを確認してからという意識が強い。
ユーロなども目立った動きを見せておらず、次の方向性を探る展開が続いている。
MINKABU PRESS 山岡和雅