一方、東京時間に発表の8月の全国消費者物価指数(CPI)は総合指数で3.0%に到達したものの、食品とエネルギーを除いたコアコア指数は1.5%に留まっていることから、日銀は今週の決定会合でも動かないとみられている。円高の動きも見られない中で、ドル円は底堅い動きが続いている状況。
英調査機関が実施した9月の企業へのグローバルリスク調査によると、ここ1カ月で企業景況感は悪化し、向こう12カ月で世界的なリセッション(景気後退)に陥る可能性を47%とした。リセッションの引き金としては戦争に端を発したエネルギー市場のさらなる混乱とインフレ高進を受けた急激な金融引き締め、そして、中国経済の低迷を理由に挙げた回答が最も多かったという。スタグフレーションのリスクが高まっていることも指摘。高インフレ体制に移行する可能性は20%以上とされた。
USD/JPY 143.65 EUR/USD 0.9970 GBP/USD 1.1375
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美