一方、市場のECBの利上げ期待は行き過ぎとの指摘も少なくない。ユーロの金利カーブは現実的な水準よりも多くの引き締めを織り込んでおり、短期金利は過度に高水準で推移している。そのような中でECBの引き締めが期待よりも穏やかとの見方が広まれば、最終的に金利のボラティリティは低下する可能性が高いという。
短期金融市場では現在、年内のECBによる利上げ幅を約1.00%強と見積もっている。つまり年末までに0.25%ずつであれば、少なくとも4回の利上げに相当する。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美