東京外為市場でドル円は123.11円まで上昇し、2015年12月以来の高値を更新。日銀が目標水準で金利上昇を抑制するため、指定した利回りで国債を無制限に買う指値オペを通知したことが円売りを誘った。日本のインフレ率は加速している反面、景気は低迷していることから、日銀は金融緩和措置を継続する構え。米国や英国などはコロナ後の景気回復やインフレ高進もあって金融緩和の解除を始めており、日本と金融政策見通しは対照的。
ユーロ円は134.85円付近、ポンド円は162.01円付近、豪ドル円は92.52円付近まで上昇。ユーロ円は2018年2月以来、ポンド円は2016年5月以来、豪ドル円は2015年8月以来の高値を更新している。
MINKABU PRESS