市場は明日のFOMCの結果発表待ちの雰囲気を強めている。0.50%の大幅利上げが確実視されているが、それ自体はすでに織り込み済み。短期金融市場では6月、7月も連続で大幅利上げを見込む動きが出ており、そのうちの1回は0.75%の利上げとの見方を強めている状況。今回もFRBは引き締めに積極姿勢を示して来るものと思われるが、ウクライナ情勢や中国ロックダウンの影響も警戒される中で、どの程度まで積極的なのかのヒントを探りたいところもあるようだ。
CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは、今回の0.50%利上げをほぼ100%、そして、6月の0.75%の利上げ確率を95%で織り込んでいる状況。明日のFOMCが市場の期待を追認する内容になるか注目される。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美