ロンドン市場は、ドル売りが先行。ナスダック先物が大幅安となるなかで米債利回りが低下し、ドル売り圧力が広がった。ドル円は127円台後半から下押しされて、一時127.09レベルまで安値を広げた。その後はやや株安が一服し、127円台半ばへと下げ渋っている。ユーロ相場は買いが優勢。ユーロドルはドル安圧力とともに、ラガルドECB総裁が再び第3四半期にはマイナス金利を脱却との見通しに言及し、買いを誘った。ユーロドルは1.06台後半から一時1.0736レベルまで上伸。その後も1.07台を維持している。ユーロ円は136円近辺でサポートされており、136.80付近まで一時上昇。ただ、大台替わりはなく上下動している。ポンドが売られている。序盤はポンドドルが1.26手前まで買われる場面があったが、5月英PMI速報値が予想外に弱い数字となり急落。1.2475レベルまで安値を広げた。戻りは1.25台前半までと限定的。ポンド円も160円台半ばから一時159円台割れとなった。ユーロとポンドが対照的な値動きとなったことで、ユーロポンドは0.84台後半から0.85台後半へと大きく買われた。足元では、株安の動きは一服しているが、欧州株、米株先物ともに引き続きマイナス圏で推移している。
ドル円は127円台半ばでの取引。東京朝方につけた128.08レベルを高値に、その後は米債利回り低下とともに下落。ロンドン序盤には127.09レベルまで安値を広げた。足元では127円台半ばへと下げ渋っている。
ユーロドルは1.07台前半での取引。1.06台後半での揉み合いから一時1.0736レベルまで急速に買われた。ラガルドECB総裁が再び第3四半期にはマイナス金利を脱却との見通しに言及し、買いを誘った。その後も1.07台を維持して高止まり。ユーロ円は136円台での上下動で方向性に欠けている。対ポンドではユーロが大幅に買われている。
ポンドドルは1.25近辺での取引。序盤にはドル売り圧力で1.2599レベルまで買われたが、大台に乗せられず。その後発表された5月英PMI速報値が予想外に弱い数字だったことで急落、安値を1.2475レベルまで広げた。その後の戻りは1.25台前半までと限定的。ポンド円も160円台半ばから158.75近辺まで急落。戻りは129.60台までにとどまっている。ユーロポンドが大幅上昇。0.84台後半から0.85台後半へと急伸している。
minkabu PRESS編集部 松木秀明