昨日の海外市場では、米消費者物価指数が予想ほどの鈍化を見せなかったことで買い戻しが入り、いったんドル買い円売りの動きに。しかし、米株式市場が崩れ、主要3指数がそろって年初来安値を更新する中で、その後一転してドル売り円買いが強まる形となった。ドル円は米CPI後に129円台から130円80銭前後まで上昇も、一転して129円台半ばを付ける動き。その後少し戻して、130円台を回復して東京朝を迎えた。
東京市場ではリスク警戒感もあって上値の重い展開に。朝方すぐに130円を割り込むと、下げが続く中で129円50銭近くまで。寄り付きから値を落とした日経平均が一時500円を超える下げとなりリスク回買いを誘った。その後は一転して下げ渋りを見せたことで、安値から回復も、後場に入って再び株安が進むと、上値の重い展開に。
昨日の市場でユーロ円は137円60銭台から136円20銭台までと、リスク警戒の円買いが優勢な動きに。その後少し戻すも、東京朝の円買いに安値を更新して136円10銭台を付ける動き。その後いったんは136円台後半まで回復も、136円00銭台まで値を落とすなど、円買いの流れが継続。
ドル円を除くとドル買いの動き。ユーロドルは午前に1.0510割れを付けた後、株安一服もあって1.0530近くまで戻すも、1.0500前後へ値を落としている。
MINKABU PRESS 山岡和雅