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米雇用統計の発表を控えてドルが買われる、ドル円130円台乗せ=ロンドン為替概況

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2022-06

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2022-06-04
市場予測
米雇用統計の発表を控えてドルが買われる、ドル円130円台乗せ=ロンドン為替概況
米雇用統計の発表を控えてドルが買われる、ドル円130円台乗せ=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル買いが優勢。米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが広がっているが、米債利回りの上昇の動きを受けて、東京市場での揉み合いからドル高方向に抜け出してきている。ドル円は129.70から130円ちょうど付近での振幅から130.20近辺へと高値を伸ばしており、前日の高値に接近している。ユーロドルは1.0760付近では上値を抑えられており、ロンドン時間に入ると1.07台前半へと軟化、1.0734レベルに安値を広げている。ポンドドルも1.2580付近で上値を抑えられると1.2560近辺へと小安く推移。米10年債利回りは一時2.925%近辺に上昇、前日比プラス圏で推移している。クロス円はポンド円が高値を163.68近辺へと伸ばし、ユーロ円も139.85近辺まで買われた。ただ、欧州株は小高く推移しているものの、米株先物は時間外取引でマイナス圏推移とまちまち。

 ドル円は130円台前半での取引。東京午前に129.69レベルまで下押しされたあとは下げ渋りとなったが、130円台乗せでは上値を抑えられていた。ロンドン時間に入ると米債利回りの上昇とともに再び買われ、高値を130.20近辺まで伸ばしている。前日高値130.24レベルをうかがう動きとなった。ただ、米雇用統計の発表を控えての調整主導の動きとなっていたようだ。

 ユーロドルは1.07台前半での取引。東京午前につけた1.0764レベルを高値にその後は上値を抑えられている。ロンドン時間に入ると軟調な動きをみせており、安値を1.0734レベルに広げた。ユーロ円は139円台後半で高止まり。ロンドン序盤に139.85レベルに高値を伸ばしたが、その後は139.70-80レベルでの揉み合いとなっている。対ポンドではややユーロ売りの動き。4月ユーロ圏小売売上高は前月比マイナス1.3%と予想外の減少となったが、指標を受けたユーロ売り反応は限定的だった。

 ポンドドルは1.25台後半での取引。1.2580近辺で上値を抑えられたが、下値も1.2560近辺で支えられており、狭いレンジ取引になっている。ポンド円は163円台前半からじり高となり、高値を163.68近辺まで伸ばしている。ユーロポンドは0.8560近辺から0.8540台へと小反落。ポンド独自の材料は見当たらなかった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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