東京外為市場でドル円は130.53円付近まで弱含み。先週末の米雇用統計を手がかりにドル円の騰勢は強まったが、週明けは130.99円付近まで一時上振れした後は円買い・ドル売りが優勢。米景気後退懸念が膨らんでいないほか、積極的な米利上げ観測は根強いものの、上値追いには慎重なようだ。11月の米中間選挙を見据えて、バイデン米大統領のレームダック・リスクが意識されつつあるかもしれない。
クロス円は上げ一服。先週140円の大台に到達したユーロ円は139.84円付近まで押し戻された。7月の利上げ開始に向けて、今週の欧州中央銀行(ECB)理事会には注目が集まっている。ポンド円は162.91円付近、豪ドル円は93.85円付近まで軟化。
MINKABU PRESS