市場は、今週13日に発表される8月の米消費者物価指数(CPI)に注目を集めているが、インフレの鈍化傾向を示唆した場合、最初の反応として対円でのドル調整が加速との見方が出ている。ドルは先進国通貨の多くに対して軟化しているが、円に対しては例外で、こうした状況は現在の経済環境と整合しないという。天然ガス価格がポンドとユーロを支えている一方で、ウクライナ危機とエネルギー危機は終息からは程遠く、ユーロに買いを入れるのは時期尚早と指摘している。
USD/JPY 142.39 EUR/USD 1.0131 GBP/USD 1.1700
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美