英国のインフレ率の上昇は、景気後退のリスクがあるにもかかわらず、イングランド銀行が金融政策を引き締めなければならないことを示唆している。4月から英国の家庭用エネルギー価格は54%上昇する。それは年間の消費者物価指数(CPI)も英中銀の目標である2%を遥かに上回ることを示しており、4月は9%近くの上昇になるとの予想も出ている。これは、英中銀が次回5月の金融政策委員会(MPC)で手をこまねいているわけにはいかないことを示しており、英国では景気後退のリスクがあるにもかかわらず、英中銀は引き締めを行わざるを得なくなっているという。2月の英CPIは前年比で6.2%上昇し、1月の5.5%から上げが加速していた。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美