市場からは、英中銀による追加利上げ期待を市場が織り込んでいるにもかかわらず、ポンドがその恩恵を得られていないことは、ポンドにとって警戒すべきシグナルだとの指摘が出ている。
先週は英消費者物価指数(CPI)および英小売売上高が発表になっていたが、いずれも予想を上回る内容となっていた。それに伴い市場も英中銀の利上げ期待を引き上げている。しかし、それでもポンドは軟調な推移を続けている。英金利とポンドのパフォーマンスは新興国通貨のそれに近いという。名目金利が上昇しても、インフレが大幅に上昇しているため、実質金利はまだ低下傾向にあり、ポンドを圧迫しているとしている。
GBP/USD 1.1802 GBP/JPY 161.50 EUR/GBP 0.8450
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美