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英GDPは今年の景気後退に陥る可能性を示唆=NY為替

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13

2022-05

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2022-05-13
市場予測
英GDPは今年の景気後退に陥る可能性を示唆=NY為替
 きょうも市場はリスク回避の雰囲気を強める中、為替市場はドル買いが優勢となり、ポンドドルは一時1.2165ドル付近まで下落する場面が見られた。2020年5月以来の安値水準。

 きょうは第1四半期および3月の英GDPが発表され、予想を下回る内容となっていた。特に3月の月次GDPが前月比で予想外のマイナス成長となり、第1四半期末に英経済が失速したことが示されている。

 今回の結果を受けて市場からは、第2四半期、第3四半期ともに成長鈍化が予想され、高インフレも加わって、英経済には景気後退のリスクが高まっているとの指摘が出ている。エネルギー料金の高騰を含む高インフレで実質賃金が低下しており、英消費者の信頼感は悪化している。加えて、サプライチェーンのボトルネック、労働力不足、金融・財政の引き締め、緊迫したEUとの貿易関係などが英経済にとっての課題となっており、年内に景気後退に陥る可能性は十分にあるという。

英GDP(速報値)(第1四半期)12日15:00
結果 0.8%
予想 1.0% 前回 1.3%(前期比)
結果 8.7%
予想 8.9% 前回 6.6%(前年比)

英GDP(速報値)(3月)12日15:00
結果 -0.1%
予想 0.0% 前回 0.0%(0.1%から修正)(前月比)

GBP/USD 1.2218 GBP/JPY 156.68 EUR/GBP 0.8503

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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