英中銀は4回目の利上げを実施。政策金利を0.25%引き上げ、1.00%とした。ただ、ポンドは売りの反応。英中銀はウクライナ危機に伴うエネルギー価格高騰が家計支出を圧迫し、経済成長を弱めるとして、今後数カ月は慎重に行動する意向を示唆した。また、成長見通しを下方修正し、来年のマイナス成長の見通しを示したことも嫌気されている。インフレについては、今年後半に前年比10%台への上昇の可能性も示した。
4回連続の利上げは1990年代後半以来で、9名のMPCメンバー全員が利上げ自体には賛成していた。しかし、そのうちの3名は0.50%の大幅利上げを主張。ハスケル、マン、ソンダースの各委員。英中銀はまた、政策金利が1.00%に達したことで、保有国債の一部売却計画を策定するよう英中銀のスタッフに要請したことを明らかにしている。その計画は8月にまとめられ、国債の売却はそれ以降に開始されることになる。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美