ロンドン時間に3月の英PMI速報値が発表された。サービス業は堅調だったものの、製造業の伸びは鈍化した。サービス業は61.0に上昇した一方、製造業は55.5へ低下した。インフレ圧力の高まりやウクライナ危機による影響への懸念が企業の楽観的な見方を急低下させていることが示された。
先日の英中銀金融政策委員会(MPC)で英中銀は、利上げこそ実施したものの、それまでのタカ派姿勢は後退させていた。市場からは、この先の英消費者物価指数(CPI)は8%を超えるインフレが予想される中、英中銀は引き締めに積極的にならざるを得ないとの見方もあるものの、きょうのPMIからは、英中銀のタカ派姿勢は後退は正当化される。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美