ドル円は前日の海外市場で126円30銭台まで上昇した後、125円30銭台まで値を落とした流れもあり、調整の動きが優勢に。朝方はドル買い基調継続が意識され125円70銭前後まで上値を伸ばす場面が見られたが、その後は調整の動きが優勢に。
米債利回りの上昇一服もドル売りを誘った。ベンチマークとなる米10年債利回りは昨日2.78%台まで上昇した後、2.65%前後まで低下。しかし東京朝方は2.71%台まで回復していた。その後ふたたび利回りの低下が見られ、2.66%台を付ける中でドル売りに。
ドル円は朝方前日の押し目水準を割り込んで125円20銭前後まで下落。その後は振幅も、昼過ぎに125円10銭前後まで値を落とすなど、上値の重い展開に。午後は125円台前半での推移が続く中、ロンドン勢の本格参加を前に少しドル買いが入り125円40銭前後まで。
昨日はのドル買い局面で1.0810前後まで値を落とすも、その後のドル売りに1.0890台まで上昇したユーロドルは、1.0900前後が重くなったものの、米債利回りの低下もあって昼前に大台を超えると、その後は1.09台での推移。この後のECB理事会は政策金利の現状維持が見込まれている。
MINKABU PRESS 山岡和雅