豪ドルは先週後半からの下げ基調が週明けも続き、昨日NY市場午前まで上値の重い展開に。0.7450台から0.7130台までの大きな下げとなった。19日に公表された豪中銀金融政策理事会議事要旨(4月5日開催分)を受けて早期利上げ見通しが強まり、いったん上昇したもののその後は売りに転じる展開に。世界的な景気鈍化懸念、特に主要輸出先である中国のロックダウン拡大懸念が豪経済への警戒感につながっている。NY午後からは買い戻しの動きが広がり0.7180前後での推移に。もっとも、昨日朝に0.72を割り込んでから、0.72ちょうど前後が重くなっており、戻りは限定的。
豪ドル円も同様にNY市場午前までは下げ基調が優勢に。21日の95円50銭台から91円10銭前後までの大きな下げとなっている。対ドル同様に中国のロックダウン長期化及び拡大への懸念が豪ドルの重石に。その後は買い戻しも92円台で飲ん買いに慎重で92円ばさみの展開となっている。
AUDJPY 91.91