ドル円は午前中に144円90銭台付けるなど、堅調な動きに。昨日の東京市場で145円台に一時乗せたドル円。その後の調整も、ロンドン市場でも再び145円台を付けるなど、堅調地合いが目立った。しかし米ISM製造業景気指数が弱めに出たことで、いったん144円10銭台まで大きく調整。その後は買い戻しが入るなど、不安定な展開が続く中で東京市場に。朝方は144円40銭台を付けるなど、上値の重さが見られたが、東京勢が本格参加してくると再びの上昇に。午前中に144円90銭台を付けた後も、堅調地合いが維持されており、午後は144円80銭を挟んでの推移となった。
豪中銀は政策金利を0.25%引き上げた。利上げは6会合連続。市場の大方の予想は0.50%利上げとなっており、発表直後は豪ドル売りに。ロウ総裁は以前から今後の利上げ幅縮小の可能性を示唆していたが、消費者物価指数の高さなどから、今回までは0.50%という見方が広がっていた。
豪ドルは0.6500台から0.6450近くまで急落。その後は少し戻すも0.6480前後と、発表前よりも豪ドル安に。
欧州通貨は基本的に堅調。ユーロドルは朝方0.9840近くまで上昇した後、ユーロ円の売りなどに0.9800台まで。午後は欧州通貨買いが強まる中で0.9845前後まで。ポンドドルも同様に朝に1.1340近くまで上昇後、いったんの調整に1.1280台まで。その後1.1350超えへ。
MINKABU PRESS 山岡和雅