先週木曜日に131円台まで上昇したドル円は、金曜日海外市場で129円30銭台まで調整が入り、少し戻して129円台後半で週の取引を終えると、週明けも同水準でスタート。
その後は振幅が目立つ展開で、不安定な動きとなった。朝方は米株先物の上昇などを好感してドル買いが入り、130円台を回復。130円29銭まで上値を伸ばす展開となった。その後いったん米株に売りが出ると、前営業日比ほぼ変わらずで始まった後買いが入った日経平均がマイナスに転じるなど、株安の動きが広がり、円買いの動きに。ドル円は129円60銭前後まで値を落とす展開が見られた。
株安の動きが一服、米債利回りが高い水準でのもみ合いを見せたことなどによるドル買いの動きもあって、その後は一転してドル高が優勢となり130円20銭台まで。その後のもみ合いを経て、午後に再びドル買いが強まると、朝の高値を超えて130円40銭台まで上値を伸ばした。
先週木曜日に節目の1.05を一時割り込んだユーロドル。先週金曜日海外市場では1.05台での振幅が目立つ展開。週明けはドル高の流れがやや優勢で朝の1.05台後半からじりじりと値を落とし、午後も上値の重い展開の中で1.0510台まで。
MINKABU PRESS 山岡和雅