今週は木曜日にECB理事会が予定されている。市場では0.75%ポイント利上げを確実視している状況。しかし、それに対するユーロの上昇は限定的になるとの見方も出ている。市場では0.75%ポイント利上げを既に織り込み済みで、12月理事会の動向が注目となるが、0.50%ポイントに留めるという見方を遠ざけるようなインセンティブがないという。さらに、FRBも11月1-2日のFOMCで、タカ派姿勢を改めて表明する可能性が高い。
今後数四半期に及ぶエネルギー主導の景気後退による暗いユーロ圏の経済見通しを考慮すると、ユーロドルの強気シナリオは描きづらいという。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美