NY時間に入って、ポンドを始めとした欧州通貨の買い戻しが活発化していることから、ドル売りが見られ、ドル円は144円台前半まで伸び悩む場面が見られた。ただ、ドル高への期待感が依然として根強い中で、ドル円は下値を支えられ、144円台は堅持している。
来月7日金曜日に9月の米雇用統計の発表が予定されている。市場からは、非農業部門雇用者数(NFP)は堅調な伸びを維持するものの、減速の兆しを示すとの予想が出ている。具体的には27.5万人増で、8月の31.5万人増からは伸びが鈍化するものの、底堅い数字になると予想しているようだ。
予想通りであれば、FRBのタカ派姿勢を裏付ける内容になりそうだが、今後はFRBの積極利上げの影響を受け、雇用者数の伸びは急激に鈍化することが避けられそうにないという。
なお、現段階でのコンセンサスは25万人増となっている。
USD/JPY 144.44 EUR/USD 0.9790 GBP/USD 1.1073
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美