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ECBの利上げ期待が縮小してもユーロは回復との声も=NY為替

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2022-04

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2022-04-02
市場予測
ECBの利上げ期待が縮小してもユーロは回復との声も=NY為替
 きょうの為替市場はドル買いが優勢となっており、ユーロドルは戻り売りに押されている。朝方発表の月の米雇用統計は概ね予想範囲内ではあったものの、失業率が3.6%まで低下するなど、力強い米労働市場を示しており、FRBの積極利上げを追認する内容ではある。米国債利回りが上昇する中、ドル買いがユーロドルを圧迫している。本日の21日線は1.1005ドル付近に来ているが、目先は1.10ドル台を維持できるか注目される。

 次第に上値が重くなっているユーロドルだが、回復を期待する声も出ている。ECBが良好な資金調達環境を維持するために、従来考えられていたよりも利上げ幅を縮小する可能性はあるという。しかし、その場合でもユーロは回復が見込まれると指摘。ウクライナ危機によりユーロに加わっているリスクプレミアムは、今後12カ月の間に少なくとも部分的に逆転し、安全資産であるドルへの資金流入が緩やかになり、特に今年後半のユーロ上昇が期待されるとしている。

 ただ、その場合でもウクライナ危機前の予想である1.20ドルには届かない可能性が高いが、2023年3月末までに1.15ドルまでの上昇は期待できるという。

EUR/USD 1.1040 EUR/JPY 135.54 EUR/GBP 0.8422

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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