次第に上値が重くなっているユーロドルだが、回復を期待する声も出ている。ECBが良好な資金調達環境を維持するために、従来考えられていたよりも利上げ幅を縮小する可能性はあるという。しかし、その場合でもユーロは回復が見込まれると指摘。ウクライナ危機によりユーロに加わっているリスクプレミアムは、今後12カ月の間に少なくとも部分的に逆転し、安全資産であるドルへの資金流入が緩やかになり、特に今年後半のユーロ上昇が期待されるとしている。
ただ、その場合でもウクライナ危機前の予想である1.20ドルには届かない可能性が高いが、2023年3月末までに1.15ドルまでの上昇は期待できるという。
EUR/USD 1.1040 EUR/JPY 135.54 EUR/GBP 0.8422
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美