ラガルドECB総裁は第3四半期末までに中銀預金金利を現在のマイナス0.50%からゼロに戻す可能性を示唆した。ユーロも買いで反応しているものの、貿易加重ベースでのユーロはドルに対して決して割安とは言えないという。
米国は原油高騰の恩恵を受けている半面、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギーの輸入コスト高騰がユーロ圏に記録的な貿易ギャップをもたらしているという。本格的なユーロ回復があるとすれば、ECBの金融政策の正常化ではなく、エネルギー価格の正常化によるところが大きく、ユーロドルが1.15ドルまで回復するのは2023年末近くになる可能性があると指摘した。
EUR/USD 1.0678 EUR/JPY 136.51 EUR/GBP 0.8496
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美