ここに来て市場はECBの利上げ期待を高めており、7月の利上げ開始を確実視している。ただ、利上げ幅については見方が完全に分かれているようだ。ラガルド総裁は7月、9月に0.25%ずつの利上げが好ましいとの見解を示唆していたが、タカ派なECB理事からは0.50%を主張する声も出ている。市場の見方も同様に意見が分かれている状況。
これについては再来週の6月9日に予定されているECB理事会まで意見が分かれたままで推移する可能性もありそうだ。また一部からは、ECBが7月に0.50%ポイントの利上げを実施した場合、市場は年内にもう0.50%ポイントの追加利上げを期待する可能性があるとの声も出ている。
EUR/USD 1.0707 EUR/JPY 136.09 EUR/GBP 0.8491
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美