来週14日にECB理事会が予定されている。市場の一部からは、ECBは資産購入プログラム(APP)の段階的縮小を加速させ、3月に発表した第3四半期ではなく、5月にも終了させ、6月の利上げに向けて市場に準備させる行動をとるとの見方も出ている。金融政策の引き締めを加速させるこのような動きは、ユーロ圏の金利の不安定な再上昇を助長する火種を増やす可能性があるという。来週の理事会でその辺の何らかのヒントが出るか注目される。
なお、ECBは、経済力の弱いユーロ加盟国で債券利回りが急上昇した場合に備え、危機対応手段を策定していると伝わっていた。ブルームバーグが関係者の話として伝えていた。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美