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ECBは5月にもAPPを終了させ、6月利上げに向けて準備させるとの見方も=NY為替

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2022-04

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2022-04-09
市場予測
ECBは5月にもAPPを終了させ、6月利上げに向けて準備させるとの見方も=NY為替
 ユーロ円はNY時間にかけて買い戻しが優勢となっており、135円台前半での推移となっている。東京時間に円高が強まり、一時134.35円付近まで下落する場面が見られたものの、ドル円と伴に海外市場に入って下げを戻している。3月の直近高値からの調整はひとまず止まっているものの、ユーロ自体の上値が重いことから、現状は再度上値を目指す動きまでは見られていない状況。

 来週14日にECB理事会が予定されている。市場の一部からは、ECBは資産購入プログラム(APP)の段階的縮小を加速させ、3月に発表した第3四半期ではなく、5月にも終了させ、6月の利上げに向けて市場に準備させる行動をとるとの見方も出ている。金融政策の引き締めを加速させるこのような動きは、ユーロ圏の金利の不安定な再上昇を助長する火種を増やす可能性があるという。来週の理事会でその辺の何らかのヒントが出るか注目される。

 なお、ECBは、経済力の弱いユーロ加盟国で債券利回りが急上昇した場合に備え、危機対応手段を策定していると伝わっていた。ブルームバーグが関係者の話として伝えていた。

EUR/JPY 135.22 USD/JPY 124.38 EUR/USD 1.0872

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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