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FOMC前に様子見気分が強まる ドルへの需要は継続との見方=NY為替

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2022-05

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2022-05-04
市場予測
FOMC前に様子見気分が強まる ドルへの需要は継続との見方=NY為替
 ドル円はNY時間に入って戻り売りが優勢となり、129.70円近辺まで値を落としたものの、下押すこともなく130円ちょうど付近まで戻している。市場は全体的に明日のFOMCの結果発表を前に様子見気分が強まっている。米国債利回りが前日の上昇から上げが一服しており、ドル円も戻り売りが優勢となったものの、米株がしっかりと推移しており、ドル円の下値を支えている状況。

 市場は明日のFOMCでの0.50%の大幅利上げを確実視しているが、それ自体はすでに織り込み済み。短期金融市場では6月、7月も連続で大幅利上げを見込む動きが出ており、そのうちの1回は0.75%の利上げとの見方も強まっている状況。今回もFRBは引き締めに積極姿勢を示してくるものと思われるが、ウクライナ情勢や中国ロックダウンの影響も警戒の中で、どの程度まで積極的なのかヒントを探りたいところもあるようだ。

 市場からは、ドルは高値圏で取引されているにもかかわらず、需要が継続する可能性が高いとの見方が出ている。先日発表の1-3月期の米GDPは予想外のマイナス成長となったものの、一時的要因との見方が多く、基本的に米経済は堅調に推移している。そのため、ドルは引き続き堅調に推移するという。

 また、足元のドルの高バリュエーションには疑問があるものの、ドルはより良い選択肢であり続けるとしている。明日のFOMCと、EUでのロシア産原油の禁輸措置の議論がますます具体的になることを考慮すると、引き続きドルには需要があるという。

USD/JPY 130.15 EUR/JPY 137.04
GBP/JPY 162.70 AUD/JPY 92.29

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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