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FRBが目指すソフトランディングは現在の状況下では困難との見方も=NY為替

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11

2022-06

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2022-06-11
市場予測
FRBが目指すソフトランディングは現在の状況下では困難との見方も=NY為替
 NY時間の終盤に入ってもドル円は堅調な動きが続いており、134円台での推移が続いている。きょうもドル円は上値追いを加速させ、134円台まで上昇。急ピッチな上昇に過熱感も見られるものの、一向に買いが収まる気配はなく、当面の目標である135円を一気に射程に入れたようだ。きょうはドル買いに一服感が出ているものの、円安と米国債利回りの上昇がドル円をサポートしている。

 市場の一部では、FRBは積極利上げでインフレを抑制しつつも、リセッション(景気後退)は回避できるとの楽観的な見方も広まっている。その一方で、FRBが目指すソフトランディングは現在の状況下では困難との悲観的な見方も根強い。最近の歴史を見ると、ほとんどの引き締めサイクルは景気後退に繋がっているという。

 いまのところ、インフレは例外的に高く、FRBがより積極的な対応を取るきっかけになっている。FRBはすでに今年中に0.50%ポイントの引き上げを複数回行うという明確な指針を示している。このことは、FRBがインフレと成長とのバランスをとることを、通常よりも更に難しくしており、景気後退のリスクに対する懸念が高まっていることの説明にもなっているという。

USD/JPY 134.10 EUR/USD 1.0719 GBP/USD 1.2543

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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