ただ、ポンドに対しては弱気な見方が根強い。英中銀の利上げはFRBよりも少ないと予想されることから、ポンドドルは短期的に1.30ドル水準を割り込む可能性があるという。パウエルFRB議長や他のFOMCメンバーは0.50%の大幅利上げの必要性を説いている一方で、英中銀は短期的な追加引き締めの必要性に慎重になり始めている。このレトリックの相違は市場の金利見通しに反映されており、年末の政策金利の水準はFRBが2.12%なのに対し、英中銀は1.36%での織り込みに留まっているという。
GBP/USD 1.3140 GBP/JPY 161.28 EUR/GBP 0.8452
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美