前日のFOMCでFRBは利上げを開始し、0.25%ずつであれば、年末までにさらに6回の利上げの可能性を示唆した。このFRBからのメッセージは非常に明瞭で、決定的にタカ派だったと言える。バランスシート縮小は5月に発表される可能性が高く、詳細は3週間後に公表される今回のFOMC議事録に示される可能性もあるとの見方も出ている。
パウエル議長は、いまは物価安定が最優先事項であることと強調し、金利が中立を超える必要があることを示唆したFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)を支持しているように見えるという。なお、2023年末のドット・プロットの金利見通しの中央値は2.875%(2.75-3.00%)。市場の推計では中立金利は2.50%程度との見方が多い。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美