今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)ではパンデミック以降の事実上のゼロ金利政策を終わらせ、0.25%の利上げを実施することがほぼ確定的。
インフレ期待が強まる中で市場では5月以降の大幅利上げへの動きが期待されており、ドル買いの流れが継続と見られる。
週初は目立った材料がなく、様子見ムードが広がる可能性も。ただ、流れ的にはまだ上方向で、ドル円は118円に向けた動きを意識している。下値しっかり感が強いようだと、株式市場動向などをにらみながら上をトライする可能性が十分にありそう。117円台前半での買い意欲の強さを確認したいところ。
ユーロはウクライナ情勢次第という面が強く、神経質な展開が続きそう。前向きな進展への反応が大きくなってきており、期待感を感じさせるが、実際の情勢の改善は見られておらず、厳しい状況。
ポンドは、今週木曜日の英中銀金融政策会合(MPC)をにらむ展開か。0.25%の利上げが見込まれる。前回は5対4で4名は0.5%の大幅利上げを主張していた。ただ、その後にウクライナへのロシアの侵攻があったため、今回も0.25%の利上げに留まるという見通しが大勢。
MINKABU PRESS 山岡和雅