ただ、この日発表のミシガン大消費者信頼感指数で米消費者のインフレ懸念が強く示されたこともあり、市場の米利上げ期待が高まっている。来週はFOMCが予定されているが、利上げ開始が確実視されている。市場からは、その後もFRBは利上げを続け、年末までに1.75%-2.00%までの利上げも可能性がないわけではないとの見方も出ている。0.25%ずつであれば、3月を含めて年内は毎回のFOMCで利上げを実施する計算になる。
日本企業の年度末をにらんだ買いも観測されているようだが、ドル円はきょうの上げで115円台での膠着から、更なる上値追いにレベルシフトした兆候も出ている。それは大きな心理的節目の120円を視野に入れた動きを意味するが、そのうえでも来週以降の動きが注目される。
USD/JPY 117.13 EUR/JPY 128.13
GBP/JPY 153.01 AUD/JPY 85.60
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美