ウクライナ危機解決に向けた協議進展のニュースが週末に伝わり、きょうの市場はリスク回避の雰囲気を一服させている。そのような中で為替市場は、ドルの戻り売りが優勢となっており、ユーロドルは買い戻しの動きが見られている。一時1.09ドル台後半まで上昇しているが、いまのところ1.10ドル台には慎重なようだ。先週はECBが予想外にタカ派姿勢を強めたことから、ユーロドルは1.10ドル台に上昇していた。しかし、ウクライナ情勢に伴うエネルギー高は欧州経済が最も影響が大きいとの見方もあり、景気の先行き不安から、ECB理事会後の上げは維持できていない。
一部からは、ECBの最初の利上げは12月、資産購入プログラムは6月に終了との見方も出ている。これはウクライナ危機が収束する前にも実施される可能性があるとしている。短期的に成長に大きなショックがない限り、12月までにECBが中銀預金金利の利上げ開始の条件が満たされる可能性が高いという。
一部からは、ECBの最初の利上げは12月、資産購入プログラムは6月に終了との見方も出ている。これはウクライナ危機が収束する前にも実施される可能性があるとしている。短期的に成長に大きなショックがない限り、12月までにECBが中銀預金金利の利上げ開始の条件が満たされる可能性が高いという。
資産購入プロフラム(APP)の終了と最初の利上げの間に6カ月の時間差があることは、APP終了と利上げの関連性を緩めた先週のECBのフォワードガイダンス改訂と一致するとも指摘した。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美