(8日終値)
ドル・円相場:1ドル=144.95円(前営業日比△0.82円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.05円(△0.47円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0763ドル(▲0.0031ドル)
ダウ工業株30種平均:36247.87ドル(△130.49ドル)
ナスダック総合株価指数:14403.97(△63.98)
10年物米国債利回り:4.22%(△0.07%)
WTI原油先物1月限:1バレル=71.23ドル(△1.89ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2014.5ドル(▲31.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月米雇用統計
失業率 3.7% 3.9%
非農業部門雇用者数変化 19万9000人 15万人
平均時給(前月比) 0.4% 0.2%
平均時給(前年比) 4.0% 4.0%・改
12月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)
69.4 61.3
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反発。11月米雇用統計は労働需給の引き締まりを示す良好な内容となった。米国の早期利下げ観測の後退とともに、米10年債利回りが4.2700%前後まで上昇したことをながめ、一時145.21円まで本日高値を更新。その後は143.70円台まで失速する場面も見られるなど神経質に上下したものの、不安定な値動きが落ち着くと145.00円前後まで再び買い戻された。
・ユーロドルは反落。米雇用統計の発表直後はドル買いの流れに沿って1.0724ドルまで下押しした。もっとも、その後は一時1.0780ドル台まで切り返すなど、1.07ドル台で上下する神経質な動きとなり、一方的に売りが進む展開にはならなかった。
・ユーロ円は10営業日ぶりに反発。米雇用統計後に154.80円台まで弱含んだものの、売りが一巡するとドル円の上昇につれて円売り・ユーロ買いが進んだ。米国株の上昇も相場の下支えとなり、取引時間の終盤に156.09円まで本日高値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、昨年1月以来の高値となった。米雇用統計が総じて強い内容となり、米長期金利が上昇すると株式の相対的な割高感を意識した売りに押される場面もあったが、次第に買いが優勢となった。米国の景気悪化懸念が後退したほか、雇用統計の結果が米金融引き締めを促すほどではないと受け止められたことも相場を支えたようだ。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸し、昨年4月以来の高値で取引を終えた。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。11月米雇用統計が良好な結果となったことを受け、米国の早期利下げ観測が後退し、債券が売られた。
・原油先物相場は7営業日ぶりに反発。サウジアラビアとロシアが7日にOPECプラスに対して協調減産を呼びかけたことなどを背景として、主要産油国による協調減産順守への期待から買いが優勢となった。
・金先物相場は続落。予想より強い結果となった11月米雇用統計を受け、米国の3月利下げ期待が後退して米長期金利が上昇したことが重しとなり、売りが優勢となった。
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