13日の香港市場は前日の米株高の流れを引き継ぎ、続伸して始まるか。11月の米消費者物価指数(CPI)の結果を受け、インフレの鈍化が続くなかで米連邦準備理事会(FRB)の利上げ局面が終わるとの見方が強まりそうだ。ただ、買い一巡後はハンセン指数が伸び悩む展開がありそうだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を香港時間14日未明に控え、様子見気分が次第に広がると予想する。
11-12日に開かれた「中央経済工作会議」も相場の支えとなるだろう。同会議で中国指導部が来年の経済運営方針を決めたことで、投資家が運用リスクを取りやすくなる。来年の施策として、積極的に不動産リスクを解消し、不動産企業の資金需要に応え、「不動産市場の平穏で健全な発展を促進する」方針が盛り込まれた。
12日のNY株式相場は主要3指数がそろって4日続伸。インフレ鈍化期待が続く中、米10年債利回りが低下したことが支援となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はアジア保険会社のAIAグループ(01299)、電気自動車メーカーの理想汽車(02015)、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って引けた。
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