日本時間午後10時15分に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果や声明が発表され、同午後10時45分にラガルドECB総裁の会見が行われる。市場では政策金利は現行の4.50%に据え置かれることが確実視されている。政策金利の据え置きは織り込み済みで、声明やスタッフ予測、ラガルドECB総裁の会見が焦点になっている。11月30日に発表された11月のユーロ圏消費者物価指数速報値で、総合の前年比の伸びは前月から予想以上に鈍化し、2.4%となった。2%のインフレ目標の達成が視野に入ってきており、スタッフ予測でインフレ見通しが下方修正されるようであれば、ユーロが売られる可能性がある。
また、日本時間午後9時には英中銀の金融政策委員会(MPC)の結果や声明、議事録が発表される。市場では政策金利は現行の5.25%に据え置かれることが確実視されている。
経済指標としては、日本時間午後10時半に11月の米小売売上高の発表が予定されている。11月の米小売売上高は、総合の大方の予想が前月比0.1%減、自動車を除いた大方の予想も同0.1%減となっており、前月比では総合が2カ月続けて減少、自動車を除くと8カ月ぶりに減少するとみられている。
MINKABU PRESS
みんかぶ(FX)